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  • Book Recommendation 1 -The Importance of Being Earnest-

    Book Recommendation 1 -The Importance of Being Earnest-

    こんにちは、momoです!

    今回はお勧めの本を紹介したいと思います!

     

    今回お勧めするのはヴィクトリア時代のアイルランド出身の詩人、作家、劇作家、オスカー・ワイルドの『真面目が肝心(The Importance of Being Earnest)』という劇です。私がGrade 9のときに英語の授業で取り扱われた作品です!

    ワイルドは鋭く、機知の富んだ風刺によって知られており、『真面目が肝心』でも随所でそれを見ることができます。

    話の大まかなあらすじは、ロンドンに住むジェントリの青年アルジャーノンと、都会と田舎で違う名前を名乗り、さらには“Earnest”という名の弟の存在をでっち上げたジャックが、意中の女性の気を引くためにさまざまな手を使う過程で嘘がばれていき真実が明らかになっていくというものです。

    この作品の見どころは何といっても作者の風刺です。劇中のセリフをいくつか紹介します。

    “Thirty-five is a very attractive age. London society is full of women of the very highest birth who have, of their own free choice, remained thirty-five for years.” (Wilde, 2006, p. 52)

    このセリフはロンドンの貴婦人たちが年齢のさばを読んでいることを風刺している。年齢を自分の意志で変えることなどできないのに“…of their own free choice…”と表現しているのは、読んでいる側も気分がスカッとする強烈な皮肉です(笑)

    続けてこの劇の主人公、アルジャーノンのセリフです。“I never travel without my diary. One should always have something sensational to read in the train.” (Wilde, 2006, p. 39)

    自分の日記を“sensational”と表現するとは何という厚かましさ!アルジャーノンの自信は、当時人気がピークに達していたワイルドの自己イメージの高さの表れなのでしょうか。それにしてもアルジャーノンのまわりをなめ腐った言葉には笑ってしまいます。

    このように、ワイルドの『真面目が肝心』はキレッキレの風刺が次から次へと出てくる非常にコミカルな作品となっています。特に真実が暴かれるラストも爆笑必至です。劇であるため文はほぼすべて台詞の形をとっており非常に読みやすくなっています。また、この作品は、著作権の切れた作品を電子化しているプロジェクト・グーテンベルクのサイトで無料で読むことができます。さらに何度も映像化されているため読む前に映画化、ドラマ化されたものを先に見てみるのも良いかもしれません。英語のクラシックを読みたいけど小説はまだ難しい...と思っている方には是非お勧めです。

     

    参考文献

    Wilde, O. (2006). The Importance of Being Earnest: A Trivial Comedy for Serious People [Kindle].

  • 洋書を読むことのメリット

    洋書を読むことのメリット

    こんにちは、momoです!
    今回は、洋書を読むことのメリットについて取り扱います。

    私は読書が大好きなのですが、中東に引っ越した際日本語の本を手に入れるのが難しくなり、しばらく読書から離れていました。しかしどうしても本が読みたくなり、思い切って洋書を読み始めたらあまりの面白さに、その年は洋書を80冊ほど読んでしまいました。今考えてみると、洋書を読んだことによってさまざまな力が身につきました。
    一つ目はリーディング力です。かなり速いペースで本を読み漁っていたため他の3技能と比べてリーディングが見る見る上達し、TOEFLのリーディングセクションでは満点、英検1級のリーディングでも満点を取ることができました。文章を短い時間で正確に理解することが求められる英検やTOEFLで、多くの本を読むことによって速くなったリーディングスピードが非常に役に立ちました。英語を読むという行為に慣れることはどのような場面でも役に立ちます。
    二つ目はボキャブラリーです。洋書を読んでいると当然わからない単語にたくさん遭遇します。私は、内容を楽しむために読書をしていたので辞書でいちいち単語の意味を調べることはあまりしませんでした。しかし、同じ単語に何度も遭遇するうちに自然とその単語の「ニュアンス」のようなものをつかめるようになっていました。意味を具体的に説明することは出来ないけれど、その言葉がどういう場合に使われるのかが自然とわかるようになってきたのです。このような「なんとなくわかる言葉」が徐々に増えていき、語彙力が少しずつ上がっていきました。同じ単語は数度見れば記憶のどこかに残ります。言葉の引き出しを多く作っておくことで難しい文章にも対応できるようになるはずです。
    三つめは外国の文化を感じることができるということです。例えば、私が初めて読んだクラシックの小説、ジェーン・オーステン作『高慢と偏見』において、19世紀初頭のイギリス人女性が独立した存在として描かれていることに驚きました。19世紀のイギリスでは男性にのみ選挙権が与えられるなど、社会は男性優位なもので女性の権利は全く認められていなかったと勝手に思い込んでいたので、どんな相手にでも率直に自分の意見を述べるヒロインの姿が新鮮でした。ダンスパーティーや屋敷の様子などの描写によって当時の様子を想像しながら読むことができ、非常に興味深かったです。
    短い記事では到底語り切れないほど洋書にはたくさんの魅力が詰まっています。ぜひこの夏手にとってみて下さい。