タグ: 英語教育

  • IB校の特徴

    IB校の特徴

    こんにちは、momoです!

    今日はIB校、主にその最終プログラムであるDPの特徴について説明したいと思います。

     

    DPの大きな特徴の一つは日本のように生徒を文系、理系に分けることはせず、すべての生徒が様々な科目をバランスよく履修しなければならないことです。DPの生徒たちは六つの科目群から科目を一つずつ選択します。六つの科目群はLanguage and Literature, Language Acquisition, Individuals and Societies, Experimental Sciences, Mathematics, The Artsです。Language and Literatureはほとんどの場合生徒の第一言語を、Language Acquisitionでは第二言語を、Individuals and Societiesでは社会科学を、Experimental Sciencesでは自然科学を、MathematicsとThe Artsではそれぞれ数学と芸術を取り扱います。Language and Literatureについては生徒が自分の母語を選択するケースが多いようですが私の通っていたIB校では生徒の第一言語に関わらずほとんどの生徒が英語の授業を受けていました。もちろん自分の母語を選択している生徒もいましたが彼らは少数派でした。

    それぞれの科目群を見てみると日本の高校と比べてはるかに幅広い科目が取り扱われています。例えばIndividuals and SocietiesにはEconomics, History, Geographyなど日本の高校にもあるような科目に加えInformation Technology in a Global Society, Global Politicsなどの科目があります。「国際バカロレア」なだけあって、現代の国際化社会に注視した授業を受けることができます。またThe ArtsではMusic, Visual Artsに加えFilm, Danceなども選択することができます。生徒は幅広い選択肢の中から自分の興味に即して時間割を組むことができるのです。

    もう一つの大きな特徴は上記の科目群から選択した六つの授業の履修以外にもTOK、Extended Essay、CASに取り組まなければならないことです。TOKはTheory of Knowledgeの略で基礎的な認識論を取り扱いクリティカルシンキングのトレーニングをします。Extended Essayは4000語以内の課題論文を書くというものです。CASはCreativity, Activity, Serviceの略で定められた時間分の創造性、活動、奉仕関連の活動に取り組むというものです。Creativity, Activityに関しては楽器やスポーツのレッスンを受けることで条件を満たすことが可能ですが、Serviceでは自分から奉仕活動を探して活動しなければならないので他の二つと比べて能動的に取り組む必要があります。私の知り合いは近所の病院の雰囲気を明るくするために壁に絵を描いていました。ただ勉強ができるだけでなく、運動も適度に行い、想像力豊かで、さらには社会に積極的に働きかけることができる人間の育成をIBが目指していることが分かります。

    IBDPは日本の高校と異なる点がたくさんありますが、今日は私が感じた主な違いの2つを紹介させていただきました。日本政府がIB校の大幅な増加を計画していますが、日本で今後IB校の扱いがどうなるのか気になりますね。

  • 洋書を読むことのメリット

    洋書を読むことのメリット

    こんにちは、momoです!
    今回は、洋書を読むことのメリットについて取り扱います。

    私は読書が大好きなのですが、中東に引っ越した際日本語の本を手に入れるのが難しくなり、しばらく読書から離れていました。しかしどうしても本が読みたくなり、思い切って洋書を読み始めたらあまりの面白さに、その年は洋書を80冊ほど読んでしまいました。今考えてみると、洋書を読んだことによってさまざまな力が身につきました。
    一つ目はリーディング力です。かなり速いペースで本を読み漁っていたため他の3技能と比べてリーディングが見る見る上達し、TOEFLのリーディングセクションでは満点、英検1級のリーディングでも満点を取ることができました。文章を短い時間で正確に理解することが求められる英検やTOEFLで、多くの本を読むことによって速くなったリーディングスピードが非常に役に立ちました。英語を読むという行為に慣れることはどのような場面でも役に立ちます。
    二つ目はボキャブラリーです。洋書を読んでいると当然わからない単語にたくさん遭遇します。私は、内容を楽しむために読書をしていたので辞書でいちいち単語の意味を調べることはあまりしませんでした。しかし、同じ単語に何度も遭遇するうちに自然とその単語の「ニュアンス」のようなものをつかめるようになっていました。意味を具体的に説明することは出来ないけれど、その言葉がどういう場合に使われるのかが自然とわかるようになってきたのです。このような「なんとなくわかる言葉」が徐々に増えていき、語彙力が少しずつ上がっていきました。同じ単語は数度見れば記憶のどこかに残ります。言葉の引き出しを多く作っておくことで難しい文章にも対応できるようになるはずです。
    三つめは外国の文化を感じることができるということです。例えば、私が初めて読んだクラシックの小説、ジェーン・オーステン作『高慢と偏見』において、19世紀初頭のイギリス人女性が独立した存在として描かれていることに驚きました。19世紀のイギリスでは男性にのみ選挙権が与えられるなど、社会は男性優位なもので女性の権利は全く認められていなかったと勝手に思い込んでいたので、どんな相手にでも率直に自分の意見を述べるヒロインの姿が新鮮でした。ダンスパーティーや屋敷の様子などの描写によって当時の様子を想像しながら読むことができ、非常に興味深かったです。
    短い記事では到底語り切れないほど洋書にはたくさんの魅力が詰まっています。ぜひこの夏手にとってみて下さい。