カテゴリー: IB

  • 海外生活での夏休み

    こんにちは。Naokiです。

    みなさんご存知かもしれませんが、海外の学校は長期休暇(夏休み・冬休み)が日本の学校に比べてかなり長いです。学生にとって「海外の学校生活のいいところ」を挙げるとしたら、「夏休みが長いところ」が間違いなくトップ10に入るでしょう。

    それはさておき、学生のみなさんは毎年夏休みになにをしますか?
    日本に親戚がいる海外の学生さんはご家族と一緒に一時帰国することが多いのではないでしょうか。
    私の場合は、IBの必須項目の一つである、CAS(Creativity, Activity and Service)に時間を費やしていました。CASというのは簡単に言うとボランティア活動です。IBでは2年間で合計150時間以上のボランティア活動が求められます。

    まずこの話を聞いたとき、「ボランティア活動ってなにをすればいいのだろう」というのが正直な感想でした。日本にいた頃にはボランティア活動をしたことが「近所のゴミ拾い」しかなく、なぜか「無賃労働」のようなネガティブなイメージばかり持っていました。しかし、「自分の好きなことで役に立てそうなこと」をしてみるとその考えは変わります。

    そのことに気付くまでは、学校のバザーのお手伝いや図書館のお手伝いなどで地道に頑張っていましたが、どれも大してやりがいを感じられませんでした。自分の興味がないことに時間を費やすのは精神的にも厳しいものがありました。
    そこで自分の関心があるものを考えているうちに、私は昔から子どもが大好きで、自分の小さい頃は学校の先生になりたい時期があったことを思い出しました。そこで、小学生だけが参加できる二泊三日のアウトドアキャンプのインストラクターを自分で探して応募し、夏休みの間にやってみることにしました。とても大変ではありましたが、やりがいに満ちていて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

    このような自分のやりたいボランティアは直前に探し始めてもなかなか見つかりません。あらかじめ余裕をもって探しておくことで、夏休みや一時帰国のタイミングに合わせてCASをこなすことができます。

    CASを行う2年間は長いようで意外と短いです。夏休みなどに一気にこなすことを私はオススメします。また、「やりたくないけどやらなきゃいけないから適当にボランティア活動をする」のではなく、「やりたいことで誰かの役に立つボランティア活動をする」ことがCASの攻略法だと考えます。

    あくまで個人の経験に基づくものですが、ぜひ参考にしていただければと思います。

  • 早いうちに

    早いうちに

    はじめまして。Naokiです。

    私は小学校の頃アメリカに2年半、高校の頃ドイツに4年間ほど住んでいました。自身の経験に基づいた、日本の大学の帰国生入試に向けた話を少し紹介したいと思います。

    私がドイツに住んでいた頃はインターナショナルスクールへ通っており、IBの課題に追われる日々でした。もちろん当時は大学受験のことを考える余裕もあまりなく、ただただ IBの大変さに困っていました。正直 IB Diplomaを取得さえできれば日本の大学に入れるだろう、と当時の私は考えていました。

    しかし、IBも終盤に差し掛かり、親と進学先のことについて話しているうちに、「IB Diplomaを取得すること」が最終目標ではないと気づかされました。出願する大学にもよりますが、IB Diplomaは出願の際に提出しなければならない資格の一つであり、それだけで入学が約束されるのではないと知りました。また、IB Diplomaだけでなく英検やTOEFL、IELTSなど他にも必要なものがたくさんあると知りました。特にTOEFLなどは成績の有効期限があるため、大学受験の期間に合わせて受験しなければなりません。

    自分が将来進みたい大学に入るために何が必要か、それを知るために一番有効的なものは「募集要項」です。(今では簡単にオンラインで見ることができるようになっている大学が多いですが、一部の大学は請求しなければなりません。)募集要項を確認し、IB Diplomaや先生からの推薦書の提出を求められる大学があれば、通っている学校の先生に事前に頼んでおく必要があり、TOEFLなども受験期間に合わせて前もって勉強する必要があります。多くの帰国生は高校卒業後、日本の帰国生向けの予備校に通うと思いますが、いざ出願する際に足らない書類が出てきた場合、日本に帰ってきてからそのことに気づくと本当に困ります。特にTOEFLの受験期間などを間違えるとどうしようもないです。海外からの書類は1、2日では届きません。

    自分自身、帰国生入試を受けたことにより「あらかじめ、前もって、早いうちに、余裕を持って」準備する重要さを痛感しました。受験生の皆さんはいまの学校生活でかなり忙しいとは思いますが、早いうちから「受験しようかな」、と思っている大学の募集要項に軽く目を通し、どのような書類や資格が各大学に何枚程度必要なのかをまとめておくことをオススメします。

  • IB最終試験に向けて…

    こんにちは、いよいよ来月はIBの最終試験ですね。緊張されている方もたくさんいらっしゃると思います。今回は、私が行っていたIB Japaneseの試験にむけての勉強方法についてお話ししたいと思います。

    まず、IBの最終試験でのpaper1についてですが、この試験に関しては実際、授業で行った範囲の問題が出題されるわけではありません。なので、十分な分析力を試験までに身につけておく必要があります。IBでは、数多くの文学作品を学習したと思いますが、その時に作品のどこに注目し、論文を書いていたかがpaper1では重要となってきます。paper1では、過去に読んだことのない問題が出題されるため、戸惑ってしまう方も多いと思いますが、基本的にはpaper2、そして授業で行っている分析と同じです。「実際のpaper1の試験で何を書いたらいいのかわからない」という質問を授業の中で、よく聞くのですが、次のようなことに注目して書き進めるといいと思います。

    作中の文化的背景・文学的手法・風景描写・歴史(時代)・性別(どちらの目線で書かれた作品なのか)・宗教・話し口調・作品の構成(段落・何人称で書かれているか etc)

    これらのことに注目して書き進めると比較的点数が取れやすくなります。また、できるだけ多くの過去問を解いておくことが重要です。過去問を解いておくだけで、出題される問題の形式に慣れてくると思います。

    では次に、paper2では、どのような練習が必要かについてお話ししたいと思います。paper2に関しては、授業で読んだことの作品を用いて問題を解くため、準備がしやすいと思います。paper2に関しても過去問をできるだけといておくことで、ある程度問題の形式を理解することが可能です。一つ一つの問題に対して、明確に答えられるように準備をしておくと、本番はそれほど難しくないと思います。「登場人物がどのような影響を作品に与えているか」、「風景描写はどのような場面で使われ、どのような効果をもたらしているか」などといった問題が出題されることが多いです。できるだけ、たくさんの問題を解き、作品ごとに、本番の試験で書けそうなポイントをまとめ、ノートにとっておくと良いと思います。また、paper2では、2作品以上を比較しなければならないので、あらかじめどの問題が出たら、どの作品について述べるかを考えておくと良いでしょう。また、似たような部分(共通点のある)作品や、比較しやすい作品を予め選んでおき分析し、ノートにリストを作るなどの準備をしておくと、本番あせらず試験を受けられることに繋がると思います。では、どのようなことに注目し、作品を比較すれば良いかについてですが、上記の通り、part1と同じように分析していくと良いと思います。part2に関しては予め、何度も繰り返して作品を読むこと・重要な部分に付箋を貼ること・ノートにまとめておく作業をすることで、点数を上げることが可能です。

    このように、IB Japaneseの最終試験に向けて自主的に勉強する方法はあるので、作品を何度も読み直し、さらに分析しておくことが重要であると言えます。

    試験に向けて勉強することで、ストレスがたまることもあると思いますが、IBで良い結果を残すことで、受験の幅が広がります!

    今回も読んでいただき、ありがとうございました。

    IB受験・帰国子女受験をされる皆様のご健闘を心よりお祈りいたします。

  • IB校の特徴

    IB校の特徴

    こんにちは、momoです!

    今日はIB校、主にその最終プログラムであるDPの特徴について説明したいと思います。

     

    DPの大きな特徴の一つは日本のように生徒を文系、理系に分けることはせず、すべての生徒が様々な科目をバランスよく履修しなければならないことです。DPの生徒たちは六つの科目群から科目を一つずつ選択します。六つの科目群はLanguage and Literature, Language Acquisition, Individuals and Societies, Experimental Sciences, Mathematics, The Artsです。Language and Literatureはほとんどの場合生徒の第一言語を、Language Acquisitionでは第二言語を、Individuals and Societiesでは社会科学を、Experimental Sciencesでは自然科学を、MathematicsとThe Artsではそれぞれ数学と芸術を取り扱います。Language and Literatureについては生徒が自分の母語を選択するケースが多いようですが私の通っていたIB校では生徒の第一言語に関わらずほとんどの生徒が英語の授業を受けていました。もちろん自分の母語を選択している生徒もいましたが彼らは少数派でした。

    それぞれの科目群を見てみると日本の高校と比べてはるかに幅広い科目が取り扱われています。例えばIndividuals and SocietiesにはEconomics, History, Geographyなど日本の高校にもあるような科目に加えInformation Technology in a Global Society, Global Politicsなどの科目があります。「国際バカロレア」なだけあって、現代の国際化社会に注視した授業を受けることができます。またThe ArtsではMusic, Visual Artsに加えFilm, Danceなども選択することができます。生徒は幅広い選択肢の中から自分の興味に即して時間割を組むことができるのです。

    もう一つの大きな特徴は上記の科目群から選択した六つの授業の履修以外にもTOK、Extended Essay、CASに取り組まなければならないことです。TOKはTheory of Knowledgeの略で基礎的な認識論を取り扱いクリティカルシンキングのトレーニングをします。Extended Essayは4000語以内の課題論文を書くというものです。CASはCreativity, Activity, Serviceの略で定められた時間分の創造性、活動、奉仕関連の活動に取り組むというものです。Creativity, Activityに関しては楽器やスポーツのレッスンを受けることで条件を満たすことが可能ですが、Serviceでは自分から奉仕活動を探して活動しなければならないので他の二つと比べて能動的に取り組む必要があります。私の知り合いは近所の病院の雰囲気を明るくするために壁に絵を描いていました。ただ勉強ができるだけでなく、運動も適度に行い、想像力豊かで、さらには社会に積極的に働きかけることができる人間の育成をIBが目指していることが分かります。

    IBDPは日本の高校と異なる点がたくさんありますが、今日は私が感じた主な違いの2つを紹介させていただきました。日本政府がIB校の大幅な増加を計画していますが、日本で今後IB校の扱いがどうなるのか気になりますね。

  • IBについての基本情報

    IBについての基本情報

    こんにちは、Miwaです。

    今回はIBのコースってどんなものがあるの?誰が対象なの?など、その中身について具体的にお話ししようと思います。

    IB(International Baccalaureate)は国際バカロレアと日本では呼ばれます。

    実は日本でも受けようと思えば、対応校があるので可能です。文部科学省によると、平成29年の時点で国内に69校あるそうです。

    しかし、この69校すべてが全学年に対応しているわけではありません。

    というのも、IBは年齢と用途によって4つのプログラムに分けられています。

    1.Primary Years Programme (PYP)

    国内:22校

    3歳から12歳を対象としたプログラムで、学びに対する自発性やソーシャルスキル・感情の発達をサポートする。

    どのような言語でも実施可能

    2.Middle Years Programme (MYP)

    国内:14校

    11歳から16歳を対象としたプログラムで、生徒のこれまでの学びが社会と関わりを持つことを学ぶ。DPやCPを受けるための準備段階。

    どのような言語でも実施可能

    3.Diploma Programme (DP)

    国内:33校

    16歳から19歳を対象としたプログラムで、深い学びを追求する。

    原則として英語、フランス語、スペイン語で実施

    所定のカリキュラムを2年間で履修後、試験を受けて合格すると国際的な大学入学資格を得られる

    ※特にDPの初年度はPre-IBと呼ばれる。

    4.Career Programme (CP)

    国内:対応校なし

    16歳から19歳を対象としたプログラムで生涯のキャリア形成に役立つスキルを取得する。

    一部科目は原則として英語、フランス語、スペイン語で実施

    簡単にまとめるとこのような感じです。

     

    また、全体としてIBは以下の目標を掲げています。

    国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探求心、知識、思いやりに富んだ若者の育成目的としています。

    この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと幻覚な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。

    IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いお違いとしえ理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。

    IB Mission statement

    これに加え、IBは学習者像を10の人物像として具体的に提示しています。

    (IBの学習者像、http://www.ibo.org/globalassets/digital-tookit/brochures/what-is-an-ib-education-jp.pdfより抜粋)

     

    以上がIBの全体像についてでした。

    次回は私自身の経験も踏まえ、IBのDP(科目の種類、TOK/CAS/EEなど)について少し触れようと思います。

     

    読んでいただき、ありがとうございます。

     

    より詳細な情報を知りたい方はこちらのサイトを参照してください:

    http://www.ibo.org/globalassets/digital-tookit/brochures/what-is-an-ib-education-jp.pdf